ここ最近で、海外馬が馬券に絡んだ、日本のレースとなると
2018年宝塚記念のワーザーまでさかのぼりますかね
ミッキーロケット和田竜二!
オペラオーが後押ししてくれましたと、涙ぐみながら語る姿に多くの人が感動したレース
そんなレースで、10番人気ながら、香港のワーザーが突っ込んできました
自分が競馬を見始める前ですので、4年以上、海外馬が日本で好走していません
そもそもここ数年は、世界的なコロナウイルスの感染拡大の影響で
海外馬来ること自体が難しい状況でした
その上、日本の高速化が進む馬場と欧州の時計のかかるタフな馬場
対極ともいえる、適性のレースにわざわざ出走させる意味もない
自身の得意なところを伸ばしていこうみたいな、考えは
競走馬のみならず、人間にもいえることで
多様性を尊ぶ、世の中で、無理に不得意なことをしなくてもいい
私は、私、あなたは、あなた
それぞれの分野で頑張っていきましょうとなるのは当然か
そうは言っても、適性度外視で、純粋な強さを持った
競走馬の誕生を望む、自分もいます
見てみたい、ジャパンカップも凱旋門賞も勝つ馬を
そういうわけで、今年は
自身のホームから、飛び出して、日本にやってきてくれた
海外馬4頭について考えていきたい
まずは、実績的に、海外勢の大将的立ち位置でしょうか
・オネスト
最初の印象としては
名前がかっこいい・・・
某カードゲームの、天使族モンスターを想像して、強そう
とうか強いんですよね、このモンス・・・、じゃなくて馬は
G1パリ大賞(芝2400m)で今回出走する、シムカミルを差し切って勝利
鋭い末脚が武器で、ロンジンワールドベストホースランキングのレーティング121
今回出走メンバーの中では、シャフリヤールと並んでトップ
特に今回鞍上ルメールさんということで、日本のコースのことなら、お手の物
その強烈な末脚を、どこで使うか
ペースは流れて差し向きの展開になれば、強力な攻撃が飛んできそうです
ダービーを破りし馬
・シムカミル
この馬はやはり、ニエル賞でドウデュースに勝った馬という印象が強い
ただドウデュースが全開の力発揮できたとは言えないところはあるので
単純にこちらの方が強いとは言えないが
ニエル賞終わりからすでに、凱旋門ではなく
ジャパンカップ狙いだったというのは、気になる
よほどの勝算があるのか・・・
脚質的には逃げ先行タイプで、G1勝ちこそないが
G1パリ大賞でオネストの2着含め、8戦連続2着以内
前に生かしたら粘り強く、基本スロー展開の欧州競馬では、瞬発力は必須な要素
楽なペースで、瞬発力勝負になれば怖いかも
前年5着、今年凱旋門賞5着、鉄の女
・グランドグローリー
対極となるレースで、両方とも5着と、これまた基礎能力の高さを感じる一頭
両レースとも後方から、垂れてきた馬をかわしただけとも言えるが
たしかに最後伸びてくる脚があるのは脅威
そもそも去年このレースで引退みたいな話だったと思うのですが
まさか今年も参戦とは・・・何なら今年海外で重賞勝ってますからね
シャフリを相手に考えると、昨年0秒3差
3着と5着なので、馬券内もなくはないが
やはり、よっぽど展開向かないと厳しいか
確実に掲示板くらいまでは来そうなので、抑えとくはありかもしれません
あとこの馬の権利を社台グループが買ったという報があったので
正直このレースでどうこうより、繁殖としてどんな子を出すのかの方が気になるかも・・・
凱旋門賞馬の弟、ドイツの雄
テュネス
海外馬のダークホースというか、一番読めない奴
ドイツ馬といえば、昨年の凱旋門賞馬、トルカータータッソ
まさに道悪の鬼、無尽蔵のスタミナとパワーと言ったところ
正直、日本競馬とは正反対のところ突っ走ってますが
まさか、その弟がジャパンカップに出てくるとは
父こそ違いますが、このテュネスも道悪巧者
重、不良で5連勝、そもそも負けたのがデビュー戦の2着のみ
底を見せてないといえばそうですが
この日本の高速馬場で勝算があるのでしょうか・・・
ただこの馬の兄との大きな違いは、脚質
逃げれるということ、前に行けるのならそのスタミナを活かす展開はあるかもしれない
さすがにスタートからハナを取り切れないとは思いますが
前につけて、ペースは普段よりきついとは思いますが
そこを持ち前のスタミナで補えれば、案外好走する可能性もなくはない
ワールドカップで歴史的勝利を、ドイツ相手に挙げた日本ですが
逆にここで、歴史的な逆転を、ドイツ相手にされてしまうかもなんて
サイン馬券もありかもしれません・・・
海外馬について、さらっとですが、考えてきたわけですが
基本的には厳しいと思います
馬場、コースの違いもありますが、一番の理由は、ペース
正直、馬場の違いはそこまで、気にしてないというか
走りずらい馬場から、整備された走りやすい馬場への対応なら
逆に比べたら断然楽
普段、砂浜で走っている人が、競技場のトラックコースで走ったら、絶対楽に感じるでしょう
そうなると、海外馬の課題は、ペースへの対応
日本の方が道中のペースは圧倒的に早い
それこそ勝ちタイムが10秒以上ずれるレベルに
馬場の違いが所以な部分もありますが、海外は小頭数で
時にはラビットとよばれる、ペースメーカーとなる馬を出すぐらいです
最後の直線勝負が基本
上りタイム自体は、良馬場なら日本とそんなに変わらない
ただその上りを繰り出すまでの道中がちがう
日本でいうスローペース、2400mなら1000m1分ほど
海外ならもう2,3秒は遅いでしょう
となると、まず逃げ先行はキツイ
普段のペースから早いのなら、よりスタミナをそがれて脚が残らない
差し追い込みに関しても、いつも通りのペースで行けば、後ろすぎる
ついていこうとすれば、いつものように脚がたまらない
自分の予想は、展開重視で持ち味が一番発揮できる馬はどれかというのを考えます
そういう意味で、そもそもの強さの前に、海外馬が力を最大限発揮できる可能性自体が低い
ましてや、長距離の輸送で、体調が万全かどうかも怪しい・・・・・・
とはいうものの
海外馬の馬券は買うでしょうね
そんな想像をも覆すことが起きるのが競馬の醍醐味であり、魅力
なんなくオネストが中団につけて、インをついてくるなんてことが起こってもいい
テュネスが、無尽蔵のスタミナで大逃げかましてもいい
今回のジャパンカップ
もちもん、日本馬に勝ってほしいとは思っている
でも、それに負けないくらい、海外馬の好走にも期待している
これを機にジャパンカップのみならず、国際色豊なレースが日本で増えるといいですね
香港国際競争や、ドバイミーティングなど
所謂カーニバルデーを、日本で行うなら、海外馬の招致は絶対的な課題
チームを組んで、国同士が競い合うなんて大会のようなものができたら面白そうですね
最近マキバオーをよんで、そんな大会がありました(まぁ漫画的なところで馬達には過酷すぎるものでしたが)
とにもかくにも、これからの競馬界の盛り上がりのためにも、海外馬には頑張ってほしいと
思っている所存であります
以上
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